03下見へGo!
よし!気にいった!
こうして物件の下見をして気に入った場合、不動産会社に「入居申込書」を提出することになります。この入居申込書の書式は、不動産会社によってまちまちですが、住所・氏名・年齢・職業・年収などを記入する様式になっています。
入居申込書は、あくまで入居する意思を確認するための書類であって、賃貸借契約書ではありません。したがって、入居申込書を提出した後でも、入居申込みをキャンセルすることが可能です。提出する前に、この点を不動産会社に再確認しておくとよいでしょう。ただし、軽はずみなキャンセルは不動産会社に迷惑をかけることになるので、申込みはくれぐれも慎重に行いましょう。
またこの際、気に入った物件を押さえておくために「手付金」「申込金」などといった名目で呼ばれる金銭の受け渡しが、不動産会社との間に発生する場合があります。金額はまちまちです。
契約が不成立の場合は、それが、預り金であれば返還されるものですが、念のためそのことを明記した預り証を受け取りましょう。契約が成立した場合は、一般的には必要な費用の一部として取り扱われます。
そして、この際に必ず注意しておきたいのは、
「もしキャンセルした場合にそれが返還されるか?」
という点です。もしこれを渋るような不動産会社であれば、たとえよさそうな物件でも見送るといった勇気も後々のトラブル回避のために必要となります。
また、申込金を支払ったから、「完全予約」≒「契約」状態ということではないことにもご注意ください。