03下見へGo!
下見の際、特に注意してチェックすべき箇所を以下に記します。
下見現地でCheck!
必ず開けてみましょう。広さもチェック。
間取り図上は1間あった押入れが、実は開けたら半分はつくりつけの棚があり、大きい物は入れられなかった、などということもありがちです。
これらは出来れば面倒がらずに間取り図に書き込んでいきましょう。冷暖房完備なら問題ありませんが、無しの場合には、暖房器具などの配置も重要になってきます。
例えば、キッチンだけでなく部屋にもガス栓があれば、ガスストーブなどが活用出来るでしょう。逆に危険だからという理由で、ガス・石油ストーブなどの使用が禁じられている場合もあります。
また、コンセントの位置次第ではかなり家具の配置が制限されてきますので、ここにも要注意です。
こちらもとにかく開閉して状態を見ることが大事です。
たてつけの悪いドアの開閉による異音は騒音になりかねませんし、また、網戸に小さな穴が開いていたら意味を成さない、などということもあり得るでしょう。
また、こういう不備を見つけた場合には、すかさず対応の可否を確認しておきましょう。申し出ることで修繕の対象となる場合もあります。
部屋の中だけでなく、当然周辺環境も重要です。特に集合住宅の場合、壁が薄くないか、隣接の部屋との関係はどうか、住人の雰囲気はどうか、などが重要になってきます。管理費がある場合、共用部分の掃除がきちんと行われているかなど、その金額と管理内容のバランスも考慮しましょう。
また、日照はどの程度あるかも忘れずにチェックしておきたいものです。いくら図面上は南向きに大きな窓があったとしても、隣に高層住宅があれば無いも同然です。同じく、窓を開けるとすぐ目の前に向いのマンションの窓があり、とても開けていられない、という可能性もあります。
下見は不動産会社の車で行ってしまうケースが多いのが実状ですが、必ず一度は歩いてみましょう。
車では分からない、緩く長い坂道のつらさ、深夜の一人歩きの危険度、駅から家までの間に必要な店があるかどうかなど、実際に生活を行う上で重要となる住環境を体感出来ます。
街にも平日と土日、朝と夜、それぞれいろんな表情があります。住んでみてから「こんなはずじゃなかった」という事態を避けるために、下見に行った後も余裕があれば時間帯を変えて、徒歩でも行くようにしてみましょう。